心の旅

前記事のタイトルにした通り、わたしにとって家族の看護とは

「幸せへのきっかけ」でした。

 

こんばんは、ケアラーサポートの佐々木景子です。

 

前記事にも書いた通り、母を看送るときに感じた違和感。

それがわたしのその後の人生を大きく変えました。

 

振り返って思えば、それは本当の”心の旅”の

はじまりだったように感じます。

 

例えば積み木を積み重ねるとき、

積み上げ始めの所の積み木が少しずれていると

どんどんと高くなったときに、

その少しのずれがきっかけで崩れてしまうことが

ありますよね。

 

自分の心もそれと同じようなことが起こるのです。

 

ほんの少し、家族のため、社会のためだと信じてついた

自分に対しての嘘。

それがその後の人生を大きく変えてしまう。

 

ほんの少し目をつぶっただけのつもりだった。

でもその少しが、次のずれを生み

その次のずれも生み・・・・

 

ピシっとまっすぐな、綺麗な

積み木の立体像を造るつもりだったのに、

ゆがんで、なんとか持ち直しているような

ゆらゆらと不安定な側面を描く立体を

造りだしてしまう。

 

気がついたときにはもう大分積み上げていて、

本当は直した方がよいところはわかっているのに、

後戻りできないような。

変な意地で、「このまま進めてみよう」

なんて思い始めたりしてなおさら歪めてしまう。

 

そんな風に、自分が自分に嘘をついて

見過ごしてきた真実に、

わたしはこの時気がついたのです。

 

しかしそれはまだまだ微かな気づきでした。

 

それでもわたしの本当の”心の旅”は

静かにスタートを切ったのです。